あったかハウス甘呂デイサービスです。☺️
長かった暑さ🥵から解放されたと思いきや、涼しく心地よい季節を通り越し、寒さを感じる日🥶も多くなってきました。とは言っても、外で体を動かすには、ちょうどいい気候なのかもしれません。
甘呂デイサービスのご利用者様は、若い頃から畑をされてきた方も多く、その方々に教えていただきながら、一緒に敷地内外で季節の野菜を育てています。収穫した野菜は、昼食のおかずやお漬け物、おやつの食材として使っています。🌱
かぶらの間引きを職員に教える所🌱
草取りをしている所🌱
ただ、年齢を重ねていくにつれて、昔のようには体を動かす事が難しくなってきた方もいます。私たち職員は、「畑の作業はもう無理かな」「しんどいかな?」「もうやりたくないのかも」等と思いながらも、畑の耕し方や苗の植え方等を教えてもらったり、収穫をして頂いたりする程度の事をお願いする事が多くなっていました。🤲
このような日々の中、ある利用者様が、「もう帰らしてもらってもいいやろ」「もう、いねたい(帰りたい)」と頻繁に話されるようになり、職員は対応に困っていました。この方は何がしたいのか、デイに来て楽しいと思ってもらうには・・・、安心して過ごせるには・・・と考えました。🧐
畑を耕してくれている所🌱
じゃが芋の種植え🌱
そんな時、「家では時間を忘れて草取り🌱をしていた」というご家族からのお話を思い出し、日頃車いすでお過ごしですが、車イスから降りて畑に座ってもらいました。すると、自分の周りの草取りを始められ、職員の言葉かけに笑顔がみられました。いつものように、落ち着かず、「トイレに行きたい」「いねたい(帰りたい)」と言われる事もなく、草取りに集中されていました。
その他の方でも、「もう何にもできん」「私にはできん」と言われるようになった方に、畑に座ってもらうと、黙々と草取りをされました。🌱
一生懸命草取りをしている所🌱
私たちは、「できないだろう」「無理だろう」などと、私たち側だけの考えだけで決めつけていた事に気がつきました。まだまだ「できる事がたくさんある」「したいこともある」はずなのに、その事を掘り下げられず、機会を作れていませんでした。
今回のことで利用者様一人一人の声に耳を傾け、一緒に過ごし、「できること」「したいこと」を継続し、実現できるような環境づくりをしていきたいと感じました。☺️
私たち一人一人が、「話し、寄り添い、感じ」た事を共有し、もっと柔軟に考える事が出来るようになりたいと再認識した出来事でした。
さつま芋を掘りおこす時期になりました。今年の出来はどうでしょう??
利用者様と一緒に、昔を思い出しながら、たくさんのさつま芋を掘り、昼食の1品や、おやつ作りを楽しみたいと思います。☺️
草取りをして、ちょっと休憩中🌱
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